- 焚火やBBQをやりたいが未経験者でも火起こしができるか不安
- いつも苦労するので簡単に火を起こす方法が知りたい
焚火やBBQをやる時の火起こしって、たまにうまくいかなくて焦る時があるんだよね。
手間取ってしまうと子どもも飽きちゃうし、うまい方法はないのかな?
焚火やBBQの際の火起こしって、慣れるまではなかなか苦戦してしまうこともありますよね。
私も最初はうまくいったり、いかなかったりを繰り返しつつ、だんだんと安定して火起こしができるようになりました。
使用する薪・炭の状態や、着火剤や道具の質によって火起こしのしやすさが左右されますが、火が付くための流れや原理原則を理解しておくこともとても重要です。
今回は初めての方でも焚火やBBQの火起こしに苦労しないように、
- 火起こしに必要な道具の紹介
- 火おこしの流れとポイント
- 便利な着火剤やチートアイテムの紹介
というように永久保存版を目指して方法をご紹介しますので、ご期待ください!
「電車キャンプ歴5年」のNむらが、キャンプ場でレンタルした様々な焚火台やBBQ台で使って習得した、簡単に火起こしを行う方法をご紹介します。理論を学びつつ、便利な道具を用意すればもう恐れることはありません!
- 火起こしに必要/便利なアイテムと火起こしまでの流れ
- ロゴスの着火剤(防水ファイヤーライター)や炭(エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4)はとても便利
今回一押しで紹介する商品はこちらです。
水の中でも消えない!簡単長持ちの着火剤:防水ファイヤーライター(ロゴス)
簡単に着火できる炭:エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4(ロゴス)
BBQ・焚火の火起こしに使用する主な道具
まずは焚火やBBQで火起こしをするにあたって、使用する道具たちを紹介します。
- 焚火台/BBQ台
- 火ばさみ
- うちわ
- 軍手(耐火グローブ)
- 着火道具(チャッカマンなど)
- 着火補助具(着火剤など)
- 燃料(薪、炭)
全部持っていくのは大変だから適宜レンタルが必要だね!
必要なもの
焚火台/BBQ台
まず、焚火台やBBQ台は必須になります。
どちらも多くのキャンプ場でレンタル可能で、概ね1,000~1,500円が相場です。
我が家のキャンプでは焚火はほぼ毎回やるし、持ち運びしやすく使い勝手の良い焚火台が販売されていたので、焚火台のみ購入し持参しています。(BBQ台は都度レンタルをしています。)
電車キャンパーお勧めの焚火台はこちらで紹介していますので、ご参考まで。
火ばさみ/うちわ/軍手
火ばさみはキャンプ場によってはBBQ・焚火台をレンタルするとおまけでついてくるところ、無料のところが多いです。
レンタルしてもせいぜい100~300円程度かと思いますし、形状的にかさばるので現地で借りましょう。
うちわ、軍手は100均のもので全く問題ありません。
子ども用の小さい軍手もあるので、子ども達のお手伝いテンションを上げるためにも是非用意しましょう。
ちなみに現地でも売っていますが300~500円くらいしますし、子ども用の軍手はない場合が多いので、事前準備がおすすめです。
着火道具(チャッカマンなど)
マッチや通常のライターでもなんとかなりますが、やけどを避けるためにも専用のものか、最低でも100均のチャッカマンを用意すると良いです。
ちなみに我が家のお気に入りはこちらのミニバーナーです。
カセットガスから簡単に燃料を充てんできる
着火ボタンにストッパーがあるので誤動作を防ぐ
と3拍子揃っていますし、アウトドアっぽい色合いが気に入っています。
新型はキャップもついているのでより安心ですね。
新富士バーナー スライドガストーチ KB-411(新型は KB-411C)
Sotoというブランドロゴがついたバージョンもありますが、製造会社は同じで性能も差がありません。色・デザインの違いだけですね。
着火補助具(着火剤など)
着火剤はほとんどのキャンプ場で販売されていますが、火の付きは良いもののすぐに燃え尽きてしまうものが多い気がします。
(ある程度は火起こし時に投入する量を増やすことでカバーすることができますが。。)
そこで、より良い性能でコスパが良いものを探していたところ、こんな商品に出会いました。
雨の中でも、水の中でも火種として使え、13~17分くらい火が消えないそうです。
公式動画が分かりやすく衝撃的なので、是非ご覧ください。
こういった性能の高い着火剤を利用すると、火起こしの難易度が下がるのでおすすめです。
ロゴスの着火剤:防水ファイヤーライター
ちなみに着火剤には液体タイプ(チューブタイプ)もあるみたいだけど、どっちがいいのかな。
液体タイプは最初の着火時は薪や炭に塗るだけなので簡単ですが、後から着火剤の追加はしにくいので、個人的には固形タイプがおすすめです。
また、炭の火起こしの場合、効率的に燃焼させるチャコスタ(火おこし器)という道具もあります。
炭を三角柱の入れ物で囲って、その中で一気に炎を作る感じです。
初めて使った時はやり方がわからず大量に炭を突っ込んで放置してたら、写真の通り勢いよく炎上しました(笑)
ただ、こちらの道具はかさばるので、無料レンタルでついてくる時以外は使用しなくてもいいかなという感じです。
薪を燃焼させるためには使わないの?もしくは薪専用の道具があるとか?
焚火台がそもそも薪の燃焼を助ける形状になっているので、不要です。
燃料(薪、炭)
薪にはざっくり2種類あり、針葉樹と広葉樹に分けられます。
針葉樹:火が付きやすいが、火持ちが悪い(燃え尽きるのがやや早い)
広葉樹:火が付きにくいが、火持ちは良い(長く楽しめる)
ただ、種類によって多少の違いはあるので、
細い/軽い薪: 火が付きやすいが、火持ちが悪い→火起こしに利用
太い/重い薪: 火が付きにくいが、火持ちは良い→火が付いた後に利用
くらいに考えておけばOKです。もしくは、キャンプ場の人に聞いてから買えば間違いありません。
もしキャンプ場で1種類しか売っていない場合、薪の束の中から比較的細い薪を選んで火起こしをすれば問題ありません。
ざっくり2種類あることを意識すれば大丈夫そうだね。ちなみに量はどれくらい買えばいいのかな?
薪1束でだいたい3時間くらいは持つので、我が家では夜・朝2回分として2束買っています。(1束の薪の量・質、燃やし方などによって変わります。)
続いて「炭」ですが、こちらは多くのキャンプ場で1種類しか用意していないことが多いので現地での選択肢はほぼありません。
ちなみに、薪は現地で購入するしか手がないかと思いますが、炭は着火用に少しだけ持参するという方法もあります。
エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4
この炭であれば簡単に着火できるので、4個パックの内2個だけ持って行って火起こし時に利用という使い方もありです。
本来はソロキャンでプチBBQをやる層を狙っている商品の気もしますが、こういった便利商品を利用することで、圧倒的に楽になります。
(おまけ)こだわりたい方・火起こしを楽しみたい方向けの道具
基本的には上記のみで大丈夫なのですが、子どもと一緒にもっとワイルドな体験をしたいという方は、以下の道具も検討してみてください。
薪用ナイフ
薪の表面を削り、火が付きやすい状態に加工するためのナイフです。
加工した薪はフェザースティックと言われ、通常の薪よりフェザー(鳥の羽)部分への着火が劇的に簡単になります。
ファイヤースターター
金属の棒と火打石がセットになった道具で、勢いよくこすりつけることで火花を飛ばし、木くずに火をつけます。
火の付きやすい木くずなどを焚き火台に設置し、ファイヤースターター勢いよくこすり合わせます。
何度か頑張っていると火が付くので、フェザースティックも投入します。
フェザースティックとファイヤースターターを使った火起こしはかなり難しいのですが、火がついた時は結構感動しました。
初心者にはちょっと大変そうだけど、慣れてきたら一度挑戦してみたいね。
火起こしの流れ
それでは焚火とBBQで、基本的な火起こしの流れを見ていきます。
焚火用:薪の火起こし
- 小さい薪と着火剤を設置する
- 着火剤に火をつけ、弱くあおぎながら少しずつ火を強める
- 小さい薪に火が付いたら大きい薪を置き、さらにあおぐ
- 大きな薪を複数置いて火を安定させる
手順的はシンプルだけど、実際にやってみると苦戦することもあるから詳細をお願いします!
では図解も交えてご説明していきますね。
最初から大きい薪を置いていたのがダメだったみたい。小さい薪から少しずつ試してみるよ!
あおぐ作業は結構大変なので、火起こしの基本を抑えつつ、着火剤や焚き火台の性能を上げて楽をしたいところですね。
BBQ用:炭の火起こし
- 炭と着火剤を設置する
- 着火剤に火をつけ、弱くあおぎながら少しずつ火を強める
- 火がついた炭の上に着火前の炭を置く
- BBQ台に炭を並べる
薪の火起こしと同じ部分もありますが、やや炭の方が時間がかかります。焦らずじっくり取り組みましょう。
炭を重ねながら火を広げていくのがポイントなんだね。
炭は時間差で火力が増していくので、一度にたくさん投入しすぎないように気を付けましょう。
両方やるなら薪→炭がおすすめ
焚火もBBQも両方やりたい場合は結構大変そうだね。。何かうまい方法はあるのかな?
ややがさつな感じはしますが、焚火に炭を突っ込む方法がおすすめです。
キャンプの際には、焚火とBBQの両方を同時に楽しみたい!というシーンが結構あります。
そんな時に薪も炭も上記の手順に沿ってやっているとめんどくさいので、以下の方法で効率的に火をつけちゃいましょう。
- 薪に火をつけて焚火ができる状態にする
- 炭を焚火台に突っ込む
- 火がついた炭をBBQ台に移動して、また次の炭を突っ込む
チートアイテム2選
そういえば火起こしに便利なアイテムがあると聞いたけど、どんなものがあるのかな?
やや邪道な感じがしますが、扇風機とバーナーを使う方法です。火起こしにあまり手間をかけたくない場合はおすすめです。
小型扇風機
扇風機で風を送るって確かに合理的な気もするけど、、ありなの!?
ありです(笑)むしろ子どもの目が離せないうちは積極的に使ってしまってよいと思います。着火剤と薪を置いて、後はたまに様子を見る程度で放置しててもほぼ間違いなく火が付きます。
キャンプ場ではなかなか大人が火起こしだけに集中することが難しいですよね。
料理・焚き火・子どもの様子をチェックするというようなマルチタスクをこなすのは大変なので、楽できるところは楽しちゃいましょう。
扇風機自体はなんでもいいのですが、選定ポイントを一応まとめます。
- 小型軽量
- 風力が調整可能(弱、中、強など)
- 送風角度が調整可能
- 値段が安い(結構汚れるので。。)
我が家ではこちらの扇風機を利用しています。
バーナー/トーチ
扇風機に抵抗がある場合は、ガスバーナーがおすすめです。
ベテランキャンパーさんでもこれを使って火起こしをすることもありますし、料理の仕上げに「炙る」なんてことにも使えます。(というか、メインの使用方法はそちらですね。)
火起こしの場合、薪でも炭でも利用できます。
高火力・コンパクト収納のトーチ:フォールディングトーチ(スノーピーク)
まとめ:火起こしは慣れれば簡単、楽しもう!
今回は火起こしに必須・便利な道具と火起こしのやり方について徹底解説しました。
一度やり方を見ておけば実践でもなんとかなりますし、不安が残るのであれば是非今回紹介した便利グッズも是非試してみてください。
焚火やBBQがうまくいけばキャンプの楽しさは倍増します。
是非家族みんなで予習して、火起こしに挑戦してみてくださいね。
- 火起こしに必要な道具は7つ(焚火台/BBQ台、火ばさみ、うちわ、軍手、チャッカマン、着火剤、薪・炭)
- 薪は少しずつ風を送りながら、小さな薪から着火する
- 炭は着火剤や火のついた炭を下に置き、風を送りながら少しずつ積み上げていく
- ロゴスの着火剤(防水ファイヤーライター)や炭(エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4)はとても便利
- 小型扇風機やバーナー/トーチを活用するのもあり
今回紹介した便利グッズはこちらです。
水の中でも消えない!簡単長持ちの着火剤:防水ファイヤーライター(ロゴス)
簡単に着火できる炭:エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4(ロゴス)
新富士バーナー スライドガストーチ KB-411(新型は KB-411C)
高火力・コンパクト収納のトーチ:フォールディングトーチ(スノーピーク)
以上、1つでも参考になればうれしいです。