- キャンプで使用する軽量/コンパクトなコンロを探している
- スノーピークヤエンストーブの使用感を知りたい
- コンロ・バーナー・ストーブなどの用語がわからない
クッカーセットは買ったけど、料理するにはコンロも必要だよね?
電車移動だから軽量・コンパクトだと嬉しいけど、そんなのあるのかな?
子どもも使うから安定感があるやつがいいけど、カセットコンロだと持ち運びが大変だよね。
キャンプの醍醐味といえば料理ですが、慣れていないとコンロの選定は難しいですよね。。
せっかくのアウトドアご飯なので、お気に入りの道具でこだわり料理を作り、家族でワイワイ楽しみたいところです。
(ソトめし効果で、アウトドアご飯は通常の3倍おいしく感じるという話もあるとかないとか)
キャンプを最大限楽しむためにも、今回はこだわりのキャンプ用コンロを一緒に見つけていきましょう。
電車キャンプ歴5年のNむらが、子連れの電車キャンプにベストなコンロをご紹介します。軽量・コンパクトさ、火力、安定性、使いやすさ、そしてコスト。条件が多くて難しいですが、丁寧に解説していきますね。
- アウトドア用コンロの選び方
- 電車キャンプにはスノーピークヤエンストーブがおすすめ
- 携帯性・利便性をとるならヤエンストーブレギ、安定性をとるならヤエンストーブナギ
今回紹介するコンロ(シングルバーナー)はヤエンストーブナギ(スノーピーク)と、ヤエンストーブレギ(スノーピーク)です。
キャンプ用コンロの選び方
キャンプ場で火を起こす道具ってどんなものがあるの?家用のカセットコンロしか思い浮かばなかったけど・・・。
キャンプ用なら持ち運びに適したものが良いですね。まずはどんな種類があるのかをご紹介します。(お勧めをサクっとみたい方はこちらからどうぞ!)
そもそもキャンプで使うコンロとは
今回は最も一般的なシングルバーナー、ツーバーナー、カセットコンロについて解説します。
シングルバーナー
アウトドア用に作られた1口コンロのこと。
軽量・コンパクトなため持ち運びに便利で、一体型/分離型など種類も豊富。
ツーバーナー
アウトドア用に作られた2口コンロのこと。
自宅のキッチンに近いレベルで料理がしやすいが、大きくて重いのが難点。
カセットコンロ
一家に一台、鍋をやる時のアレというイメージが強いが、最近はアウトドア用に丈夫でデザイン性の高いものも。サイズ的にはシングルバーナーとツーバーナーの中間程度。
シングルバーナーに一体型と分離型があるみたいなんだけど、これはどう違うの?
セットするガス缶とバーナー本体(火が出る箇所)の位置を見ると違いが分かります。
一体型
ガス缶とバーナー本体を直結させている。
超小型・軽量で持ち運びに便利(手のひらサイズ)だが、安定性にやや欠ける。
分離型
ガス缶とバーナー本体がパーツで間接的(離れた位置)に結合されている。
サイズは一体型より大きいが、安定性も増し、バランスが良い。
*一体型だけどガス缶との距離を長めにとる構造で、中間的な立ち位置なものもあります。
キャンプ用コンロを選ぶポイント
4種類あることはわかったけど、結局どれがいいのかな?
結論としては、先ほど紹介した分離型シングルバーナーがお勧めです。まずは抑えるべきポイントを確認していきましょう。
軽量・コンパクト
電車キャンプでは、なるべく荷物を少なくしたいです。
ツーバーナーなどを設置して、本格的な料理をすることに若干の憧れはありますが、電車で運ぶのは重労働です。
また、カセットコンロタイプも多くは1kgを超え、大きくてかさばるため、持ち運びにやや難があります。
そのため、電車キャンプではシングルバーナーの一択となります。
目安としては500g以下でコンパクトに収納できるものがいいですね。その上で自分が求める性能を満たすものが、ベストな選択肢となります。
安定性
軽量性と安定性はやや相反しますが、こちらも非常に重要なポイントです。
家族で使う場合、特にキャンプを通して自主性を育みたいと考えている場合は、子どもにも使いやすいという観点で「安定性」は必須です。
キャンプ料理、何を作ろうかなー。キャンプご飯の本調べたから、いろいろやってみたいんだよねー。
私も!料理一人でできるんだよ!!
こんな声と内心ヒヤヒヤのギャップを解決するためには、シングルバーナーの中でも安定性の高い分離型を選択しましょう。
また、五徳部分が広くなっていて調理器具がはみ出さなかったり、別パーツの風防などで転倒防止ができたりすると、さらに安心感が高まります。
一体型なら登山にも使えるような超軽量(100g以下!)、手のひらサイズというものもあって惹かれましたが、、
どうしても構造上不安定になりがちなので、注意が必要です。
高出力・防風性
「高出力・防風性」も、軽量性とは相反しますが、バランスをとりたいところです。
火力が弱いと、何かと時間がかかってしまってストレスになります。
目安として、出力は2500kcal/h以上あるものがおすすめです。
これだけあれば、5分で1Lの水を沸騰できるレベルの火力は確保できます。(ガチでないなら十分です。)
また、防風性が弱いとちょっとした風で消えたり、火力の軽減につながったります。
そのため、物理的な風避け(別パーツ)や風が入りにくい構造になっていると安心です。
- 軽量コンパクトなもの(500g以下が望ましい)
- 安定性の高いもの(重心が低く、転倒しにくい構造)
- 高出力で防風性の高いもの
重要なポイントがたくさん出てきたね。全て満たすものって、結構な値段するんじゃない??
実際1万円以上するものが多いです。でも、キャンプの充実度を上げる道具なので、よく吟味してお気に入りを買いたいですね。
スノーピーク ヤエンストーブ(ナギ&レギ)がおすすめ
今回お勧めしたい商品は2つあります。
我が家でも使用して2年以上、キャンプに行くたびに大活躍してくれる、スノーピークのヤエンストーブシリーズ:ナギとレギです。
スノーピーク:ヤエンストーブ ナギ
基本スペック
特徴 | 風防一体型ストーブのため、炎が風に影響されにくい |
内容 | 本体(バーナー、風防ユニット、ボトムシート) イグナイタ(着火用の道具) 収納ケース |
素材 | バーナー/ステンレス、アルミニウム合金ブラス 風防/ステンレス ボトムシート/アルミニウム合金、ステンレス |
最大出力 | 2800kcal/h |
重量 | バーナー/209g 風防ユニット/147g ボトムシート/36g 合計:392g |
収納サイズ | バーナー/129×51×62mm 風防ユニット/83×100×27mm ボトムシート/100×90×30mm |
価格 | 税込12,980円(公式サイト) |
ヤエンストーブ ナギは、軽量・コンパクトながらも高火力で風防付きなので、場所を選ばず様々な場面で利用できます。
最大の特徴である風防は、風をよけるだけでなく安定性も増してくれるので、2~3人前の鍋料理や炊飯などに最適です。
組み立て方法
ヤエンストーブナギは2つの袋に収納されています。
袋に組み立て方法が書いてあるので、説明書を無くしても安心です。
袋を開けるとパーツは3つ。
風防ユニット(奥2つ)とバーナー本体がコンパクトに収納されています。
まずは風防ユニットを写真のように組み立てます。
慣れないうちはこの組み立てにやや苦戦しますが、説明書を見ながら何度かやればすぐにできるようになります。
風防ユニットにバーナー本体を設置します。
バーナー本体とガス缶をつなげれば完成!慣れれば1分くらいで組み立てできます。
収納時のサイズ感
約400g、大人なら片手(子どもなら両手)で持てるサイズ感です。
風防付きでこの軽量・コンパクトさはなかなか他では見当たりませんでした。
使用イメージ
ヤエンストーブナギは深めの鍋や炊飯時に大活躍します。
風防がいい感じに転倒防止のガードになってくれるので、子どもが小さいうちは特に重宝します。
確かにこれならコンパクトさと安定性を両立できているね!子どもの料理を手伝いたいという気持ちにも安心して答えられそうだよ。
ヤエンストーブナギ(スノーピーク)の購入はこちらから。
スノーピーク:ヤエンストーブレギ
基本スペック
特徴 | 安定感とコンパクト性を両立したストーブ |
内容 | 本体、イグナイタ、収納ケース |
素材 | 本体/ステンレス、アルミニウム合金、ブラス、ゴム |
最大出力 | 2900kcal/h |
重量 | 本体/220g |
収納サイズ | バーナーユニット/70×126×59(h)mm 器具栓ユニット/21×136×25(h)mm |
価格 | 税込9,878円(公式サイト) |
ヤエンストーブ ナギよりさらに軽量・コンパクトです。パーツが少ないので、さっと使える手軽さが最高です!最大出力も2900kcalと高火力です。
組み立て方法
ヤエンストーブレギは1つの袋に収納されています。
袋を開けるとパーツは2つ。
ねじを回して2つを結合します。
五徳部分を開きます。
ガス缶をつなげれば完成!30秒くらいで組み立てできます。
パーツが少ない分迷いもなく、誰でも簡単に設置できます。
収納時のサイズ感
本体220g、大人でも子どもでも片手で持てるサイズ感です。
必要なもの以外そぎ落とした機能美という感じで、ヤエンストーブナギより更なる軽量・コンパクトさが魅力です。
使用イメージ
ヤエンストーブレギは使いたいときに、さっと出せるのがポイントです。
たかが数十秒の差ですが、テントを張り終わって、「ポップコーンでも作るか」となったときに、すぐに応えてくれる機動性が最高です。
手軽にさっと出せるのは確かに良いね!安定性も大丈夫そう。そして何より220gの軽量性は持ち運びにもとっても楽だね。
ヤエンストーブレギ(スノーピーク) の購入はこちらから
おすすめはナギ&レギの2個持ち
両方とも良さそうなんだけど、ぶっちゃけどっちがいいのかな?まさか、、2個一気買いではないよね?
ぶっちゃけ2個欲しいところです(笑)
家族キャンプの場合、コンロが一口だと効率が悪く、手間取ってしまうことがあります。
カレーを作る
お湯を沸かしながらもう一皿作る
とはいえ、いきなり2つは出費が結構な額行くので、まずは1つは購入して、もう1つはキャンプ場でレンタルというのもありですね。
ヤエンストーブ「ナギ」
風防がついているので風に強く、安定性抜群
湯沸かしや少人数の鍋料理などに使いやすい
ヤエンストーブ「レギ」
コンパクトですぐに設置できる
焼く/炒めるなどに使いやすい
こんな特徴があるので、まずはナギを購入するのがいいかもです。
真夏以外は湯沸かし需要多いので。
\ヤエンストーブナギ:防風性もある安心設計/
\ヤエンストーブレギ:組み立て簡単/
使用するガス缶の選び方
バーナー本体が決まったら、次はガス缶です。
スノーピークヤエンストーブシリーズは、専用のガス缶が用意されています。
ギガパワーガス〇〇プロイソ(金缶:GP-〇〇GR)
・正立式(ガスの出口が上)
・銀缶に比べて1つにつき100円くらい高いが、オールシーズン利用可能
ギガパワーガス〇〇イソ(銀缶:GP-〇〇SR)
・倒立装着(ガスの出口が下。よく見るとSnowPeakのロゴが逆向きですね)
・低温時の出力低下が大きいため、気温20度以上を目安に使用
*〇〇にはサイズである数値が入ります。ヤエンストーブは110と250が対応サイズです。
我が家では、金缶・銀缶は気にせず利用しています。
冬の時期に銀缶を利用することもありましたが、特に不便は感じませんでした。(もしかしたら最大出力下がっていたかもしれませんが。)
どちらか迷うようであれば、金缶を買っておけば間違いありません。
一方、荷物のサイズを極力減らしたいので、缶のサイズにはこだわっています。
2口分必要なので、残量にもよりますが、
250サイズ×1(メイン使用)
110サイズ×2(サブ使用+予備)
*残量が少ない缶は優先的に使用し、使い切ってキャンプ場で廃棄
という感じで持ち運んでいます。
コスパ悪くてもいいなら、110サイズ×3缶が最軽量ですね。
また、我が家では1回のキャンプでざっくり100~150くらいのガス量を使用しているかなという感じです。(超概算です。)
ガス缶って他社のものも沢山出ているし、専用のガス缶でなくてもいいんだっけ?
基本的にはメーカー純正のガス缶を利用してください。何かあった場合の補償対象外となってしまうので。。プリンターの互換インク問題と同じですが、ガスなので事故リスクは極力減らしましょう。
その他お勧め商品
最後にスノーピーク以外の商品で、電車キャンパー向きの商品も厳選してご紹介します。
レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330
基本スペック
特徴 | 軽量性と安定性が両立、組み立ても簡単 |
内容 | 本体、収納ケース |
素材 | ゴトク・器具栓つまみ:ステンレス 点火スイッチ:樹脂 スタビライザー:アルミニウム |
最大出力 | 2200kcal/h |
重量 | 本体/250g |
収納サイズ | 幅150×奥行75×高さ90mm |
価格 | 税込み9,900円(公式サイト) |
軽量・安定性、広げるだけですぐに利用できるのは良さそうです!コンロ部分に風よけ機能がついているので防風性も強いです。
IWATANI カセットガス ジュニアコンパクトバーナー
基本スペック
特徴 | 手軽なカセットガス利用で高コスパ |
内容 | 本体、専用ハードケース |
素材 | 本体:アルミニウム バーナー・ごとく・脚・風防:ステンレス |
最大出力 | 2300kcal/h |
重量 | 本体/274g |
収納サイズ | 幅82×奥行68×高さ109mm |
価格 | 税込5,150円(公式サイト) |
一体型ながらも低重心なので安定性が高いです。おなじみのIWATANIカセットガスを利用するので、お手軽・高コスパで利用できますね。
プリムス ウルトラ・スパイダーストーブⅡ
基本スペック
特徴 | 軽量性と安定性を両立し、機能も十分 |
内容 | 本体、スタッフバッグ |
素材 | 公式サイトに記載なし |
最大出力 | 3000kcal/h |
重量 | 本体/167g |
収納サイズ | 9.3×10.0×3.5cm |
価格 | 税込14,080円(公式サイト) |
分離型ながらも167gという驚きの軽量性が魅力です。延長ゴトクが装備されて大きめの鍋も利用でき、風防を兼ねるようにX字状に設置されているなど機能性も高いです。
まとめ:ヤエンストーブ ナギ・レギがおすすめ
今回はキャンプ料理が楽しくなる必須アイテム、シングルバーナーについてご紹介しました。
シングルバーナーがあれば料理の選択肢が広がり、さらにキャンプが楽しくなります。
以前紹介したキャンプ用のクッカーと合わせて、ご自身のキャンプスタイルに合ったものを購入ください。
- アウトドア料理用にシングルバーナーを持参すれば、キャンプの楽しさがまた一段上がる
- バーナーは「軽量・コンパクトさ」「安定性」「高出力・防風性」をもとに自分にあったモデルを選ぶ
- 子連れ電車キャンパーにはスノーピークの「ヤエンストーブナギ&レギ」がおすすめ(ベストは2個持ち。)
- ガス缶はメーカー純正を利用
\ヤエンストーブナギ:安定性が高く家族キャンプに最適/
\ヤエンストーブレギ:組み立て簡単で1万円を切る高コスパ/
ちなみに、高額商品になるから、家族の説得が必要になるんだけど。。いい伝え方ある?
自分達のお気に入り商品を持参すると、キャンプ感が増してさらに楽しくなりますよ!テントなどの大型出費を抑える分、小物にはこだわりたいとか。 あと、キャンプ道具は防災グッズとしても役立つというのはキラーフレーズですね(笑)
確かに電車キャンプならテントは不要だから、その分小物にこだわるのはいいかも!最近は災害も増えているし、いざという時の備えも重要だね。相談してみるよ~!
以上、参考になれば幸いです。
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