テントの設営ってやったことないけど大変なのかなー。常設やコテージもいいけど、たまには自分達でテントを張ってみたいよね。
テントをレンタルできるキャンプ場も多いけど、ほんとに自分で設営できるか正直ちょっと不安だよね。
何度かキャンプを経験すると、自分達でテントの設営をやってみたくなりませんか?
でも、無策で臨むと結構大変な目にあってしまい、
「もう無理ぃー!誰か助けてー!!」
と、楽しいはずのキャンプが辛い思い出になってしまうことも。
そんな悲しい事態を未然に防ぐために、テント設営における事前準備の大切さについて記載します。
電車キャンパーでもテントを張ることは可能ですので、是非挑戦してみてくださいね。
「電車キャンプ歴5年のNむらが、自身の失敗エピソードから学んだ教訓をお伝えします。近々テントデビューを考えている方、是非事前に見ていただけると嬉しいです。
【大前提】テント泊に最適な時期を知る
Nむらが考えるテント泊に最適な時期は4~5月、9~10月です。
理由をまとめるとこんな感じです。
もちろんキャンプする場所や設備にもよりますが、気温が高すぎたり低すぎたりする場合は、避けた方が無難です。
夏休みなどのピーク時期は、キャンプ場内の良い場所は既にとられてしまっていることもありますし、区画が決まっていないフリーサイトの場合は、周りとの距離感に悩む可能性が高いです。
(ちなみに人気キャンプ場では、経験者は朝から並んでの場所取り争奪戦があったりもします。)
え!?最適な期間短いね!!真夏の暑さと冬の寒さは確かに辛そうだけど、その期間はまったくできないの?
夏なら標高が高くて涼しいキャンプ場を選ぶ。冬なら温暖な場所を選ぶ+冬用シュラフにホットカーペット・薪ストーブあたりで対策ができます。ただ、この対策はそもそも車でないと無理なことが多いです。
確かに外で寝ているのと大差ないからね。。初めてのテント泊だし、ハードルが低くて気候のいい時期にしよっと。
真夏や冬の期間はコテージやログハウスなど、別の宿泊スタイルがおすすめです。
キャンプ場選びで確認しておきたいこと
続いて、キャンプ場を選ぶにあたって、予約前に確認しておきたいことをまとめます。
レンタル品の費用は手ごろか
困ったときにサポートしてもらえるか
1つずつ確認していきましょう。
テント及びその他必要道具がレンタル可能か
テント泊に必要なものは、概ね以下のようになります。
宿泊関連
テント、グラウンドシート、インナーシート、寝袋、テーブル、チェア、ランタン(最低でも3個)など
料理関連
コンロ、調理用具(鍋、フライパン)、食器類(皿・コップ・箸など)、食材・調味料、チャッカマンなど
あると尚良い
タープ、焚火台、BBQ台、ハンモックなど
もちろん全てをレンタルしても良いのですが、その分費用は上がっていきます。
電車キャンプの場合大物は持参が難しいので、小物を持参してレンタル費用を削減できると良いですね。
持参した方がよいキャンプ道具(小物)
ランタン、料理関連一式(コンロ・調理用具含む)、焚火台など。
→ログキャビン泊でも使用するので、このあたりから揃えるのがコスパ良いです!
必要なものって結構たくさんあるんだね。。ところで、ランタンって3つもいるの?
キャンプ場内は夜になると真っ暗だからね。夕食時なんかは外用のメインランタン+サブランタンでリビングスペースを照らして、トイレに行ったりテントの中を照らすためにもう1つコンパクトなものが必要です。
そうか、コテージとかだとテラス用や内部用のライトはもともとの設備としてあるけど、テント泊の場合はその分も必要なのか!
レンタル費用は手ごろか
テント泊に必要なものは結構たくさんあります。
キャンプ場によっては「手ぶらセット」という形で一式レンタルさせてくれるところもあります。
ただし、トータルでいくらになるかはまちまちなので、事前に確認して比較検討することをおすすめします。
以下、レンタルセット価格の例をご紹介します。
手ぶらでテント宿泊セット(8,000円)
成田ゆめ牧場より引用
テント、銀マット×4、寝袋or毛布×4、ランタン(電池付き)、炭用コンロ、金網、木炭3kg、火バサミ、マッチ、着火剤×2
タープ(4,000円)
テーブルイスセット(1,700円)
カセットコンロ(1,260円)
焚火台(1,200円)
キャンプフルセット1~4名向け(10780円/泊)
フォンテーヌの森キャンプ場より引用
テント、インナーマット、シュラフ、ランタン、イス、テーブル、カセットコンロ、調理器具
タープ(2,200円)
BBQ用炭用コンロ、金網、木炭など(2400円)
焚火台(1,320円)
一式でだいたい1万6,7千円くらいするんだね。ただ、追加でランタンとか食器とか借りるとさらにお金がかかるね。何度も行くなら小物は買った方がいいかも。
そうだね。あと、この金額はあくまでレンタル料金で、さらに場所代がかかってきます。宿泊費全体としてはここに+3~5千円くらいは見ておいた方がいいですよ。
困ったときにサポートしてもらえるか
何気に重要なのが、困ったときにキャンプ場のスタッフが助けてくれるかです。
キャンプ初心者だと、テント設営自体が初めてかと思うので、いざというときに助けてもらえるのはとてもありがたいことです。
キャンプ場によっては、こんな形でサイトでも記載しています。
電話で聞く場合は、こんな感じが良いかと思います。
キャンプ初心者のため、レンタルテントが自分達で本当に設営できるか不安です。もしできなかった場合、サポートしてもらうことって可能ですか?
混雑時はお待ちいただくこともございますが、お困りの際はサポートしますよ!
という回答をもらえればカンペキです。
当日まずは自分でやってみて、どうしても難しければサポートをお願いしましょう。
事前準備にやっておくとよいこと
キャンプする場所とレンタル品が決まったら、テントの設営方法を予習しておきましょう。
事前に型番を確認し、Youtubeで予習する
キャンプ場に予約する際に、レンタルテントのメーカーと型番を確認しておきましょう。
設営方法を事前に学んでおくと、当日の苦労がぐっと軽減されます。
Youtubeがおすすめなので是非、【メーカー名_型番_設営】などといったキーワードで検索してみてください。
参考までにコールマンの製品紹介動画をご紹介します。(レンタルはなぜかこのタイプが多い。)
また、タープを張る予定の際は、タープについても忘れずに動画を見ておきましょう。
テントはなんとなくの直感でそれらしく設営できますが、タープはやり方を知らないとキャンプ場で完全にフリーズします。(実話)
家族にも事前共有し、役割を決める
テントの設営動画は、事前に家族のみんなで見るのがおすすめです。
子どもにとっては秘密基地を作るみたいなものなので、きっと楽しめると思います。
うーん。テント立てるのは1人では難しそうだな。誰か手伝ってくれる子はいないだろうか。。
え、そうなの!?僕も一緒に見て作り方わかったから手伝うよ!トンカチでたたくのとかもやりたい!!
私もー!棒を持ったりもできるからみんなでやろう!
よーし、じゃあみんなで頑張ってテントを立てよう~!
こんな流れを事前に作っておけると最高ですね。
子ども自身に自分の役割を決めてもらうと、当日張り切ってくれますよ!
子どもにとっても、親にとっても貴重な体験となります。
あとは当日頑張るのみ
予約をして、事前に予習もしたら、あとは当日頑張るだけです。
いざという時はキャンプ場の人も助けてくれますし、何も心配はいりません。
事前準備はカンペキ!あとは当日頑張るのみだね!!
初めてのテント設営体験レポート
さて、ここまでテント設営について説明してきましたが、Nむら家の初めてのテント設営は・・・
上記のやってはいけないことをやってたくさん後悔してきました(笑)
チェック項目 | Nむら家の初テント |
---|---|
最適な時期か | 8月の酷暑に木陰のない場所を選択 |
必要道具がレンタル可能か | 確認済! |
費用は手ごろか | 確認済! |
サポート有無 | 確認済! |
Youtubeで予習 | テントは確認済、タープを見忘れた |
家族で役割分担を決める | 自分だけで動画確認、役割分担もなし |
結果、、、設営で1.5時間以上かかりました。
以下、写真で振り返ります。
真夏にあまり木陰のない芝生サイト(しかもはげ気味)を選択。
理由としては空いている場所の中では、管理棟から一番近かったからです。
直射日光と砂ぼこりが徐々に体力を奪っていきました。
序盤はお兄ちゃんも積極的に手伝ってくれていました。
トンカチでトントン。ただ、付属のプラスチック製のものではなかなか地面まで食い込んでくれません。。。
この後、、30分くらい悪戦苦闘し、なんとかテントは形になったものの、タープの張り方が全く分からない。
その場でネットなどを色々と調べていたら、、、
子どもたちは飽きて水鉄砲で遊び。お菓子を食べ、ママはその子守り。
そして、、、
すみません、テントの設営助けてください(泣)
あーはいはい!設営ね。すぐ行きますよ。
ベテランのスタッフの指示の下、テントのペグ打ち角度の修正、向きの調整、タープといい感じの連結など。
全て丁寧に教えてもらいながらできました!!
出来上がったテントに満足し、行ったり来たり。
テントの中でもワイワイ。(ママは暑さと砂埃にやられ、しばし休息。)
設営は大変でしたが、、とてもいい体験になりました!
大人も子どもも、失敗を通して成長しますね。
ちなみにこの時は「電源付きサイト」を予約したので、携帯や扇風機の充電ができましたが、普通に電源なしのサイトも多いです。
そんなときにはポータブル電源が便利なので、予約するサイトの電源の有無と、ポータブル電源の活用方法について確認しておくと完璧です。
アウトドア、キャンプ、車中泊、DIY、防災用に最適!
アウトドア用の大容量ポータブル電源はJackery(ジャクリ)
まとめ
以上、テント設営における注意点や確認ポイントについて解説してきました。
我が家はちょっとだけ失敗しましたが、それでも過程も含めてとても楽しかったです!
失敗から学び、今ではテント泊について語れるまでになりました(笑)
またテント泊に最適なキャンプ場を見つけたら、挑戦してみます!(真夏と真冬以外にっ!)
・キャンプに慣れてきたら是非テントの設営に挑戦してみよう!
・テント泊の事前確認ポイントは以下の6つ
1.最適な時期(4~5月、9~10月)を選ぶ
2.テント及びその他必要道具がレンタル可能か確認する
3.レンタル費用の相場を把握し比較検討する
4.困ったときにサポートしてもらえるか確認する
5.メーカー/型番を調べ、設営方法をYoutubeで予習する
6.家族全員でやることを把握し、役割を決めておく