- 首都圏在住で車はないけど、家族キャンプに行きたい
- キャンプの遠征に行きたいけど、子連れなので不安
- 山梨県でキャンプをしてみたい
車はないけどキャンプには行きたい、電車キャンパーのNむらです。
今回は山梨県富士吉田市にある「PICA(ピカ)富士吉田」について、ブログでご紹介します。
コテージやパオ等宿泊設備も充実、子ども向けのイベントも多数ということで、初心者×家族キャンパーにも自信をもってお勧めできるキャンプ場です!
山梨県なので首都圏在住の初心者キャンパーには少しハードルが高く感じるかもですが、意外と手軽に行くことができますよ。
電車キャンプ歴5年のNむらが、PICA富士吉田までのルートを電車キャンパー目線で調べ倒し、目一杯遊んできた様子をレポートします!
今回の支出合計は77,160円です。遠征なので交通費が高めになりましたね。
項目 | 電車キャンパー的な評価 |
---|---|
アクセス | (普通) |
設備充実度/清潔さ | (良い) |
アクティビティ | (最高) |
サポート/レンタル品 | (最高) |
コストパフォーマンス | (良い) |
- PICA富士吉田は家族キャンパーに優しいキャンプ場
- PICA富士吉田のイベント体験レポート
- PICA富士吉田に公共交通機関のみで行く方法
*この記事は2019年10月末にPICA富士吉田で家族キャンプした際のレポートとなります。
宿泊自体は少し前ですが、最近また行きたくなり調べ直しているので、写真以外は最新情報です。
PICA(ピカ)富士吉田とは
PICA富士吉田は、山梨県富士吉田市にある林間キャンプ場です。
山梨県なので、首都圏在住の方にはやや遠征の部類に入りますが、移動にかける労力分の価値があります。
いつもと違う雰囲気のキャンプ、最高です!移動中に富士山が見えてくると山梨に来た~とテンション上がります。
PICA富士吉田が向いている人、向いていない人は以下の通りです。
- 子連れでキャンプや自然の中の遊びを楽しみたい
- キャンプ用品などをあまり持っていない(レンタル必須)
- コストを抑えめにしたいけど、清潔感は譲れない
- 大人だけのグループでグランピングしたい
- キャンプ場から富士山を眺めたい(少し移動しないと見えません)
基本情報
キャンプ場名称 | PICA(ピカ)富士吉田 |
営業日 | 通年 (スタートパックエリアのみ冬季クローズ) |
住所 | 山梨県富士吉田市上吉田4959-4 |
キャンプ場タイプ | 林間キャンプ場 |
宿泊タイプ | パオ:10棟 コテージ:37棟 キャビン:6棟 テントヴィラ(設置済):5棟 スタートパック(テント):3サイト オートキャンプ:29サイト |
お風呂 | 風呂×2(浴槽あり、男女別) |
売店 | あり(調理関連用品、飲み物/お酒など) |
電車でのアクセス方法
最寄り駅 | 富士山駅、富士急ハイランド駅、河口湖駅 |
キャンプ場への行き方 | 無料巡回バスで20~40分程度 |
首都圏からは電車でのアクセスが便利です。
特急「富士回遊」なら、土日は4便新宿から河口湖まで直通運転をしています。
- 新宿(07:30)→富士山(09:17)→富士急ハイランド(09:20)→河口湖(09:23)
- 新宿(08:30)→富士山(10:19)→富士急ハイランド(10:22)→河口湖(10:25)
- 新宿(09:30)→富士山(11:20)→富士急ハイランド(11:23)→河口湖(11:25)
- 新宿(11:13)→富士山(13:03)→富士急ハイランド(13:06)→河口湖(13:09)
最寄り駅についたら、今度は無料のバスに乗ってキャンプ場を目指します。
PICA富士吉田に発着する必要なところだけ抜き出すと以下の通りになります。
第一便
富士山駅(10:40)→富士急ハイランド駅(10:46)→河口湖駅(10:52)→PICA富士吉田(11:15)
第二便
富士山駅(14:40)→富士急ハイランド駅(14:46)→河口湖駅(14:52)→PICA富士吉田(15:15)
第一便(お勧め)
PICA富士吉田(11:15)→富士山駅(11:40)→富士急ハイランド駅(11:46)→河口湖駅(11:52)
第二便
PICA富士吉田(15:15)→富士山駅(16:13)→富士急ハイランド駅(16:19)→河口湖駅(16:25)
最寄り駅が複数あるけど、結局どこがいいのかな?
キャンプ場までの移動時間と、駅付近の充実度をまとめるとこんな感じになります。
我が家は以下の理由で、富士急ハイランド駅からタクシーを選択しました。
スーパーで買い物してからキャンプ場に行きたい
↑吉田うどん@美也樹うどん
近くの買い出しスポット
富士急ハイランド駅から徒歩数分のところに、大型スーパーがあります。
我が家はうどんを食べた後に、こちらのスーパーで夕食と朝食の食材を購入してタクシーでキャンプ場に向かいました。(タクシーは概ね2,000円)
PICA富士吉田ではBBQセットなども提供しています。でも、費用を抑えたい方は事前購入して持ち込みするのがおススメです。
写真で見るPICA富士吉田
ゲストハウス
ゲストハウス内の受付は、きれいで親しみやすい感じです。
ランタンやスキレットなどのキャンプ道具を眺めているだけでもテンションが上がります。
奥にはリラックススペースがあり、ちょっとしたハンドメイドに挑戦することができます。
完成品はこちらです。自分で色を塗り、トップ木の枝を付けるアウトドアスタイルの帽子です。
宿泊場所
我が家はマッシュルームパオ・フォレストに宿泊しました。
中には切り株のクッションがあり、子供も大喜びでしたし、大人もテンション上がります!
なお、エアコンも設置されているので、真夏・真冬の厳しい季節でも快適。
外にはテーブルとイスが設置されているので、食事はアウトドア気分を満喫しながら外で楽しめます。
水場・トイレ・お風呂
炊事場やトイレは普通レベルにきれいです。
ゲストハウスの二階にあるお風呂は男女別で浴槽付きです。
場内遊び場
敷地内にはPICA富士吉田のシンボルになっているツリーハウスがありました。
キャンプ場内にはちょっとした遊び場がいくつかありますので、何かを見つけるたびに挑戦しています。
大きな遊具などは特にありませんが、子ども達が自然の中で遊んでいるところを眺めるのもまた、キャンプの楽しみ方ですね。
PICA FUJIYAMAとの違い
Pica富士吉田の近くには、同じくPICA系列のPICA FUJIYAMAがあります。
無料巡回バスで両キャンプ場に行くことができるのですが、こちらはどちらかというと大人向け。
Theグランピング施設という感じなので、大人だけのキャンプの場合はこちらも選択肢に入ってきそうです。
小学生以下のお子さんがいるのであれば、割引特典やイベントが多いPICA富士吉田をお勧めします。(理由は後述)
PICA富士吉田の良いところ
Nむら家が感じたPICA富士吉田の良いところを紹介します。
電車ファミリーキャンパー視点となりますので、ご了承ください。
小学生以下無料+イベント豊富
PICA富士吉田はグランピングなどの派手さはないものの、家族キャンプを応援している取り組みが様々なところに見られます。
PICA富士吉田公式サイトのメニュー上に「こども」という文字があるのもその表れですね。
- 小学生以下無料の宿泊設備
- こども向けイベントが豊富
という点を深堀りして紹介していきます。
小学生以下無料の宿泊設備
PICA富士吉田の公式サイトを見ると、下記8施設は小学生以下無料とあります。
- マッシュルームパオ・グランデ
- マッシュルームパオ・TAKIBI
- マッシュルームパオ・フォレスト
- コテージ・キッチンデッキ 薪ストーブ
- コテージ・グリーン
- コテージ・ハンモック
- ドッグガーデンキャビン
- トレーラーキャビン
例えば、家族4人が繫忙期以外の土日に素泊まりする場合(E料金=上から3番目の料金設定)だと、
トレーラーキャビン:14,000円
マッシュルームパオ・フォレスト:29,000円
という価格で宿泊可能です。
6歳以上になると大人の80%とかの料金がかかる場合が多いですが、12歳(小学校卒業)まで無料にしてくれるのはとても助かります!
こども向けイベントが豊富
PICA富士吉田では子どもが参加できる様々なイベントが開催されています。
我が家が宿泊した時は「フェザースティック作り+ファイヤースターターでの着火体験」でした。
フェザースティック作りはナイフを使っての作業になるので、スタッフが説明+サポートをしてくれます。
当時6歳だったので親としては少し心配でしたが、しっかり話を聞いて慎重に進めてくれました。
その後場所を移動して、ファイヤースターターの使い方を教えてもらいます。
金属棒と火打石を勢いよく擦ることで火の粉が飛び、着火剤に燃え移るという理論はわかるのですが、、なかなか難しい。
10分くらい粘って挑戦していたところ、火が付きました!
大変だったけど、ちゃんと火をつけられたよ!
日常生活ではもちろん、通常の家族キャンプではここまでできないので、こういったイベントは是非今後も参加していきたいです。
設備充実で初心者に優しい
PICA富士吉田は、はじめてのキャンプを応援してくれます。
CAMPスタートパック テントサイトという、キャンプ必要な道具はすべて用意してくれるプランもあります。
キャンプ始めたいけど、、テントとか諸々買うのが大変なんだよね。続くかわからないし。。
そんな方の声にばっちりお答えしてくれています。
- テント
- シュラフ、マット、チェア(人数分)
- アウトドアテーブル
- キッチンスタンド
- ランタン
- クーラーボックス
- 料理器具、カトラリー(人数分)
- 焚火台 など
初心者だとすべてを揃えるのが大変ですし、良し悪しの判断も付きにくいと思います。
そういった時には一度レンタルで試してみるというのはとても良い選択肢ですね。
また、テント宿泊よりもっと手軽にアウトドアを楽しみたいのであれば、パオやコテージなどがお勧です。
PICA富士吉田には計58棟もの宿泊施設があるので、むしろパオやコテージ等の宿泊設備の方がメインです。
プランによって多少異なりますが、付属しているセットやレンタル品も充実しているので、初心者でも安心してキャンプを楽しめるのがポイントですね。
調理用具(ツーバーナー)があれば、自宅にいるのと同じ操作感で簡単に料理ができます。
焚き火ももちろん楽しめます。ダッチオーブン料理を作る時にも必須ですね。
焚き火台はレンタルしてしまうと後片付けも楽です。
そして眠くなったらエアコンの効いた室内で、寝袋にくるまって寝ます。
テント宿泊だとこうはいきませんので、初心者にはコテージやパオがおすすめです。
河口湖観光とも合わせて楽しめる
せっかく山梨県まで遠征をしたからにはいろいろ楽しみたいですよね。
PICA富士吉田へのアクセス拠点となる河口湖周辺で、ちょっと遊んでから帰るのもお勧めです。
自分達のペースで自由に河口湖周辺を回りたかったら、レンタサイクルがおすすめです。
お土産屋さんを見たり、スワンボードに乗りに行ったり気ままに観光ができます。
スワンボート(足漕ぎタイプ)は大人がものすごい体力を使います。ぜひパパママ協力して頑張ってください!
スワンボート楽しかったよ!
また、食については山梨県名物のほうとうも見逃せません。
電車移動派には、河口湖駅から徒歩1分のところにある「ほうとう不動 河口湖駅前店」がおすすめです。
野菜もたっぷり入っていて、優しい味付けでおいしいです。
テーブル席以外に座敷席もあるので、小さなお子様連れにも便利ですね。
- 小学生以下無料+イベント豊富
- 設備充実で初心者に優しい
- 河口湖観光とも合わせて楽しめる
PICA富士吉田の気になるところ
続いて、PICA富士吉田の気になるところを紹介します。
近くにスーパーやコンビニがない
電車キャンパーの宿命ともいうべき問題ですが、PICA富士吉田のキャンプ場から徒歩で行ける距離には、スーパーやコンビニなど一切ありません。
そのため、キャンプ場で自炊をする場合は事前に買い物が必須となります。
PICA富士吉田でも食材や料理を提供してくれますが、すべて事前予約制(4日前までに注文)です。
- スタッフドチキン(4人前):3,300円
- ふじのくに 極上BBQセット(1人前):3,500円
- Dutch・ド・カンパーニュ(パン、3~4人前):1,600円
- モーニング Skillet(1人前):1,000円 など
調味料やお皿、飲み物、冷凍食品(ソーセージやベーコン)などは売店にて販売していますが、事前準備をしっかりして現地に向かいましょう。
持ち物はチェックリストを作っておくと安心です。
場内からは富士山が(ほぼ)見えない
山梨県のキャンプ場=富士山が常に見えるわけではありません。
PICA富士吉田は林間キャンプ場ということで、高い木がたくさん生えているので視界を妨げてしまいます。
富士山をじっくり見るにはPICA富士吉田の入り口を出て左に曲がって歩きだします。
道沿いに歩いていると、すぐに富士山が見えてきます。
近場で一番見やすいのは富士北麓公園の丘を登った場所になります。
オブジェっぽいものがあり、開けた場所になっているので、ここがベストポジションかも。
PICA富士吉田からは約5~10分程度の散歩という感じです。
- 近くにスーパーやコンビニがない
- キャンプ場内からは富士山が(ほぼ)見えない
我が家の過ごし方
最後に簡単に我が家のタイムスケジュールを共有します。
今回持参したキャンプ道具
・クッカーセット(鍋、フライパン)
・コンパクトガスコンロ×1
・ランタン×2
・食器類(箸、皿、コップなど)
・食材2日分、調味料等
初日:キャンプ場探索+イベント参加
08:14 | 新宿駅発 |
10:23 | 富士急ハイランド駅に到着 |
11:00 | うどんを食べる |
11:45 | スーパーで買い物 |
12:40 | タクシーでキャンプ場へ |
13:00 | チェックイン |
13:30 | 場内遊び+場外散歩 |
16:00 | 受付遊び |
17:00 | イベント参加 |
18:00 | 夕食準備+夕食 |
20:00 | 焚火にあたりながら談笑 順番にお風呂 |
21:30 | 就寝 (パパは焚き火を眺めながら晩酌) |
まずは新宿駅より電車で富士急ハイランド駅に向かいます。(朝少し早めの出発のため、朝コンビニおにぎりなどを食べながらの移動です)
新宿から直通で行けるので、電車移動は本当に楽でいいですね。
富士急ハイランド駅に到着後は誘惑されながらもうどん屋さんを目指します。
キャンプの前の腹ごしらえ。富士吉田市の名物、吉田うどんをいただきます。
富士急ハイランド駅から歩いて10分ほどの距離にある、美也樹さんのうどんは絶品でした。
ちなみに麺が固いとありますが、子ども達(当時6歳と2歳)も全く問題なく食べられました。
タクシーでキャンプ場に移動し、チェックイン後は場内を走り回ったり、
ゲストハウス内でハンドメイドに挑戦したりして過ごしました。
17時からはPICA富士吉田のイベントに親子で参加し、フェザースティック作りとファイヤースターターによる着火に挑戦しました。
なかなか火が付かないながらも頑張ります。着火に成功した時には結構感動しました。
イベント終了後は急いで料理を作り、時折パオの中に入って温まりながら夕ご飯を食べます。
夕食後は焚き火に当たって、焼きマシュマロを楽しみながら談笑して過ごしました。
2日目:キャンプ場内遊びと河口湖観光
06:45 | 起床 |
07:30 | 朝食+ゆっくり焚火 |
08:30 | キャンプ場内で遊ぶ |
10:30 | 片付け |
11:00 | チェックアウト |
11:10 | バスで河口湖へ |
12:30 | 昼食(山梨名物ほうとう) |
13:30 | 荷物を預けてサイクリング スワンボード |
16:00 | 河口湖駅から帰宅 |
2日目の朝食はホットサンドを作ります。
ベーコンとチーズを乗せてはさんで焼くだけですが、十分おいしい!
木々に囲まれながら穏やかな食事、やはりアウトドア料理は最高です。
その後もチェックインの時間までは場内を探検したりして遊び、時間前に慌てて片づけをしました。
帰りは無料巡回バスに乗って河口湖まで移動します。
このバスがあるおかげで電車キャンプが成り立っています。感謝!!
河口湖駅で下車した後、お昼は山梨名物ほうとうをいただきます。
ほうとう不動 河口湖駅前店はその名の通り、駅から徒歩1分で行ける好立地ながら味もおいしいです。
河口湖に行くたびにこちらでほうとうを食べていますね。
食後は河口湖周辺をサイクリングしたり、
スワンボート最高だよ!
漕ぐのにめちゃくちゃ疲れました。。。
まとめ
PICA富士吉田は、キャンプ初心者や家族連れにとてもやさしいキャンプ場です。
また、河口湖周辺という立地も観光拠点として非常に便利なので、キャンプ+αを楽しむ方にももってこいです。
首都圏にお住まいの皆さま、是非時にはキャンプの遠征をして「非日常」を体験してみてください。
総合計:77,160円
宿泊関連費:34,250円(パオ)
交通費 :21,600円(電車2.5人分+タクシー)
食費 :13,470円(食材+外食2回)
レジャー費: 5,500円(体験イベント、河口湖周辺遊び)
その他雑多
PICA富士吉田の評価
項目 | 電車キャンパー的な評価 |
---|---|
アクセス | (普通) |
設備充実度/清潔さ | (良い) |
アクティビティ | (最高) |
サポート/レンタル品 | (最高) |
コストパフォーマンス | (良い) |
以上、ご参考になれば幸いです。
なお、PICAグループはPICA富士吉田を含めて10か所ほどのキャンプ場があります。
他のキャンプ場も気になる方は是非こちらからご覧ください。