家族キャンプを始めたいんだけど、いまいち奥さんや子どもの反応が悪いんだよね。
子ども見ながらテント設営は大変だし、そもそも家に置く場所ないって言われちゃった。あと、虫も嫌いみたい。
最近キャンプが流行ってきていますが、初心者が家族キャンプを始めるまでにはいくつかの心理的ハードルがあります。
でも、ちょっとした行動で、パートナーや子どものテンションを上げ、家族みんなでキャンプに行きたい!ってなったら良いですよね。
今回の記事のテーマは、
キャンプの魅力を知ってもらってキャンプに誘う
でも、めんどくさいことはしたくない(重要)
ということで、是非手軽に実践してみてください。
電車キャンプ5年のNむらが、家族をキャンプに誘うために実際に行った方法をお伝えします。家族によって反応はそれぞれですが、複数試せばどれかは必ず響きますよ!
なぜキャンプに乗り気ではないのか?
子どもは大人が楽しそうなこと計画したりしていると、
どこ行くの?楽しそう、行きたい!
と食いついてくることが多いと思いますが、大人(パートナー)の反応はいかがでしょうか?
あまり良い反応を得られなかった場合は、過去キャンプに行った時に辛かった経験や、なんとなく大変なイメージなどがあり、
子どもを見ながらテントの設営とか、ほんとにできるのかな。。
仕事や家事育児に忙しすぎて、手間のかかる趣味はちょっと難しいかも。
というように、キャンプに対して様々な不安が邪魔をしてしまっていることもありそうです。
パートナーに乗り気になってもらうためにも、まずはキャンプに関するよくある不安を見ていきましょう。
キャンプに関するよくある不安
我が家がキャンプ経験なしの時に検討したことを振り返り、よくある不安として以下にまとめます。
キャンプに関するよくある不安
車がない / 運転が不安
キャンプ道具を持っていない
家が狭いからキャンプ道具を保管できない
キャンプ道具は高いし、ハマると怖い
事前準備やテント設営が大変そう
アウトドアでの料理や片付けが大変そう
虫が多い、汚い
暑い / 寒い
キャンプ場で何していいかわからない
全てを自分達で解決しようとすると、キャンプってめんどくさい趣味ですね(笑)
でも、すべてを頑張る必要なんてないんです!
キャンプは自由、手軽に楽しもう
家族キャンプをみんなで楽しむためには、まずはこれらの不安を解消することが必要です。
といっても、説得するために大層な準備をするなんてことは全く不要で、以下のことを知っておくというだけで十分です。
キャンプの移動手段についての不安
車がない / 運転が不安
電車(+バスやタクシー)で行けるキャンプ場も多く、キャンプ場によっては最寄駅からの送迎サービスもあります。車がなくとも行ける場所は意外と多いです。
我が家は車なし家族キャンプを既に20回以上行っています。電車+αで行くキャンプにはメリットも沢山なので、気軽に始めましょう!
キャンプの道具についての不安
家が狭いからキャンプ道具を保管できない
キャンプ道具は高いし、ハマると怖い
事前準備やテント設営が大変そう
キャンプ場でレンタルや、常設テント/コテージ等を利用すれば多くの道具が不要で、家の保管スペースもお財布も圧迫しません。
サポート充実のキャンプ場を選べばテント設営を手伝ってくれることもありますよ。
コテージなら寝室・調理道具・リラックス道具/スペース全て揃っています。
サポートの方がいると初めてのテント設営でも安心です。
レンタルなら一度挑戦してみて、やっぱり我が家には合わなかったという場合も安心だし、気軽に始められそうだね。
料理についての不安
アウトドアでの料理や片付けが大変そう
必ずしも凝った料理は不要で、BBQと炊飯程度だけの人も実際は多いです。
キャンプ場で食材と道具一式を用意してくれるセットプランを利用すれば、片付けも最低限で済みます。BBQなどでの着火も慣れればすぐにできるようになります。
セットについてきた食材の一部。串に刺して焼くだけでOKです。
設備が揃っているところなら、自宅とそこまで変わらない感覚でアウトドア料理ができます。
炭焼きBBQをやる場合も、着火剤(燃えやすく、炭や薪に火を起こさせるための道具)を使って適度に風を送れば5~10分で火が付きます。
外で食べるだけでもアウトドアだよね。まったくの初心者でも、小さな子連れの家族でも、これなら安心だね。
キャンプ場での過ごし方についての不安
暑い / 寒い
虫については夏を避けたり、虫よけスプレーや蚊取り線香などを駆使することである程度対策可能です。また、設備の整ったキャビン・コテージ泊にすることで、虫やトイレに悩まされることも大幅に減らせます。また、エアコンもあるので年中快適に過ごせます。
コテージの中はこんな感じ。清潔で快適に眠れます。
冬場にはこたつが登場する施設もあり。(こちらはトレーラーコテージというタイプ)
キャンプ場によってはウォシュレット付き、おむつ替えスペース付きの多目的トイレもあります。
キャンプ場で何していいかわからない
焚火や料理、子どもと探検など自由でOK。牧場やアスレチック併設のキャンプ場を選ぶと尚良し。
遊具やアスレチックなどを併設しているキャンプ場も多いです。
キャンプ場を歩いているだけで探検気分でテンション上がります。
子どもも大人も、普段はできない経験ができるのがキャンプの良さだね。
こういったキャンプの知識を知っておくと、パートナーが悩んでいる時もさっと解決策が出てきます。
キャンプ場やキャンプのスタイルによって、設備は随分変わってくることを説明すればいいのかー。
キャンプ=テント泊ではなく、コテージに泊まるのもれっきとしたキャンプです。アウトドアと快適さのバランスを考慮し、ご自身に合った最適なキャンプを見つけてください。
キャンプに興味を持ってもらうための方法4選
前提知識を得た上で、具体的な方法を見ていきます。
①アニメやドラマを見る
何かを始めるにあたって、とっつきやすくイメージが湧きやすい映像から入るのがとても効果的です。
キャンプをゆるく楽しく学ぶために、キャンプをテーマにしたお勧めアニメとドラマを紹介します。
ゆるキャン△
女子高生たちがゆるーく身の丈にあったキャンプをしていくストーリーなのですが、
(しかもシーズンオフの冬を中心にキャンプをする)
焚火・料理の楽しさ、夜景/日の出の美しさなど、現代人が忘れがちな1コマを印象的に描写
キャンプノウハウや用具等の説明が超分かりやすい
などなど、ガチキャンパーも初心者キャンパーも楽しめる内容に仕上がっています。
キャンプの計画を立て、キャンプを存分に楽しむといった話を見ていると、自分達も行きたくなってきます!
ちなみに、漫画版の累計発行部数は600万部を突破しており、アニメ等の大ヒットもあり知名度がぐんぐん上がっています。
厚生労働省とコラボして蚊・ダニ対策のポスターを作ったりもしていますし、
舞台である身延町のふるさと納税額が激増(アニメ放映翌年の納税件数が約12倍、納税額が約8倍)など、経済効果もばっちり出していますね。
近年のキャンプブームに一役買っているアニメと言えますね。
ちなみに福原遥さん主演の実写版もあります。
実際にリアルの人が、リアルの道具を使ってキャンプする様がわかるので、キャンプがさらにイメージしやすいです。
ゆるキャン実写版はレビュー評価も高く面白いので、漫画・アニメしか見たことない方にもおすすめです。
関連リンク
>ゆるキャン△(アニメ版)を見る
>ゆるキャン△(実写版)を見る
ひとりキャンプで食って寝る
「ひとりキャンプで~」とタイトルにあるようにソロ×ガチキャンパー向けではありますが、日々の慌ただしい生活に対して、
キャンプってこんなに自由なんだ!
って思わせてくれるドラマです。
三浦貴大さんは、大好きな缶詰を中心に料理を楽しむ(そして寝る)
夏帆さんは、その日食べる食材を自力で調達して食べることを楽しむ(そして寝る)
と、隔週ダブル主演で話が進んでいきます。
我が家的には夏帆さん回がとくに子どもウケが良く、
魚捕まえて焼いて食べよう。俺頑張って釣るよ!
と言ってましたよ。
あと、キャンプに行きた過ぎて自宅のマンションでテントを張っているシーンとかもあり、気軽に楽しめるなと思います。
関連リンク
>ひとりキャンプで食って寝るを見る
どちらもAmazonプライムなら無料で視聴可能
「ゆるキャン△」も「ひとりキャンプで食って寝る」も Amazonプライム会員の方なら無料で視聴できます。
会員の方は今すぐ家族と視聴、まだの人はプライム会員登録も検討してみてください。
\ ゆる~く楽しくキャンプを学ぼう/
②楽しそうなキャンプ場のサイトを見る
最近はグランピングという言葉が流行っていますが、キャンプの宿泊スタイルはかなり自由になってきており、ほぼ旅行感覚で気軽にいけるものもあります。
昔はキャンプ=自力でテント設営のイメージが強かったですが、今は多くのキャンプ場で手ぶらプラン(宿泊設備と食事が含まれる)を提供しています。
テントがなくても、(場所を選べば)車がなくても楽しめるので、是非パートナーと一緒にキャンプ場のサイトを見てみてください。
テント設営は大変だし、清潔感がないイメージを持っていた方でも、こういったキャンプの写真を見ていただければキャンプの印象が大きく変わってきますよ!
グランピングは料金が高くなりがちなので、予算に応じて場所やグレードを選んでみてね。
なお、キャンプ場と遊び場が隣接している場所は特におすすめです。
以前伊香保グリーン牧場のハロウィンキャンプに参加した際の写真ですが、テント道具一式全てレンタルですし、
牧場ならではの体験も沢山できました。
牧場内で動物たちと触れ合える
場所に合わせた特別な体験ができる(ここではジャックオーランタン作りや温泉など)
といったように、大人も子どももテンション上がること間違いなしです。
牧場キャンプの様子は別記事でもレポートしていますので、興味あるかたは是非ご確認ください。
③アウトドア用品店のキャンプコーナーに行ってみる
アウトドア用品店ってワクワクしませんか?
おしゃれで実用的な道具がたくさんあって、見ているだけでも楽しくなってきます。
テントコーナーに行くと複数のテントが設置してあり、実際に中に入ってくつろいだりすることができます。
コットやチェアに腰かけて談笑するイメージ、あるいはテント内でゴロゴロ寝るイメージなどがつかめます。
当然のように子ども達もテンションMAXになりますね。
騒ぎすぎて他の方に迷惑をかけないようにだけ注意だね(笑)
店舗によっては、店員さんにお願いすればテントを設営するところを見せてくれたりします。
テント設営にどれくらいの時間と手間がかかるのか、自分達で設置することはできそうかなどをチェックするのには絶好の機会です。
ちなみに東京近辺にお住みの方は昭島にあるアウトドアヴィレッジがおすすめです。
キャンプ気分に浸れるアウトドアショップを集めた商業施設なので、複数のお店を一気に見回れ、行くだけで楽しいです。
キャンプの道具やテントを見ているだけでもテンション上がってしまうね。
④アウトドアブランドのサイトを見る
おしゃれな道具や楽しそうなキャンプの写真が盛りだくさんなので、アウトドアブランドのWebサイトを見るのもおすすめです。
個人的におすすめなのはスノーピーク(Snow Peak)、ロゴス(LOGOS)、DOD(ディーオーディー)の3社です。
スノーピーク
スノーピークのおすすめポイント
・「Theおしゃれキャンプ」のお手本でありつつ、初心者に優しいコンテンツも多数用意
・テントやバーナーから小物までキャンプに関わる多くの商品を売っているので、このサイトを見るだけでもキャンプ用品のイメージが湧きやすい
・キャンプ用品自体の品質も非常に高く、多くのキャンパーからの支持も厚い
スノーピークブランドでキャンプ道具を集めたくなってしまうので、深入りしすぎないように注意が必要です(笑)
ロゴス
ロゴスのおすすめポイント
・家族キャンプ向けコンテンツも多く、子どもと一緒に見ながら楽しく学べる
・料理ネタやキャンプに役立つ豆知識など、初心者キャンパーにも優しい
・かわいい商品が多いので、子どもウケも良い
ピクニックで使えるポップアップテントなどは多くの方が見たことがあるかもです。キャンプ以外にもアウトドアを広く取り扱っています。
DOD(ディオーディー)
スノーピークやロゴスと比較すると知名度はやや下がりますが、私の巡回頻度が一番高いのがDOD(ディーオーディー)です。
DOD(ディーオーディー)のおすすめポイント
・とにかくかわいい、楽しいキャンプ用品がたくさん
・新製品の発表ペースが異常に早い
・中の人が楽しんで製品開発やPRをしているのが伝わってくる
こんな感じでおそろいの道具を持っておくと、キャンプに向けてテンションを維持できそうです。
まずは自宅でも使えるコップあたりから始めてみるのもいいですね。
日常生活で使用できるものを、徐々にアウトドア用品に切り替えていく戦法だね。
まとめ
我が家では上記の方法全て実践してきましたが(今でもしていますが笑)、最初のきっかけかつインパクト最大だったのはゆるキャン△でした。
まず自分が1人で3話くらい見た段階で、「これは・・・いける!」と思い、妻に見せて一周目完了。
その後子ども達とも一緒に見て、、、何度もリピート。
我が家のキャンプ熱の8割はゆるキャン△が支えているといっても過言ではありません。
我が家はもう5周くらいは確実に見ていますよ。でも何度見ても面白いのですし、そのたびにキャンプに行きたくなるので、本当にお勧めです。
\「ゆるきゃん△」を家族と一緒に見よう /
車がない、テントがない、、どんな状況の初心者でもキャンプは簡単に始められますよ!
思い立ったが吉日、キャンプは1年中楽しめます。(たとえ真夏・真冬でも、エアコン付きのコテージならゆる~く快適に過ごせますよ。)
予備知識をさっと揃え、家族を誘い、キャンプに行きましょう!