キャンプって意外と靴の脱ぎ履きが多いよね。しっかりした靴だと動きやすいけど、ちょっと手間なんだよね。
夏場はサンダルを持っていくけど、冬だと寒いし。。キャンプでリラックスしたいのに、足が窮屈なのは嫌だよね。。
最近はキャンプの注目度も高まり、ガチ勢だけではなく、「リラックスするために行く!」とか「ゆるーくキャンプしたい!」という方が増えているかと思います。
グランピングやコテージ泊がメインだと旅行の延長という形なので、服装はシティ用をそのまま利用される方も多いですよね。
旅行だと室内にいる時間も長いので気になりませんが、キャンプの場合は外にいる時間が長く、靴選びも結構重要になってきます。
テントやコテージから出入りするシーンも多いので、脱ぎ履きが簡単にできて、なおかつリラックスムードにも浸れる、そんな靴が欲しくなってきます。
今回ご縁があり初めてリラックスシューズを履きましたので、普段使い+キャンプでの体験レビューを紹介します。
電車キャンプ歴5年のNむらが、 KEENのハウザースリースライドを約2週間履き倒したレビューをお伝えします。結論、日常使いやキャンプのサブとして、とってもおすすめです!
\秋冬のリラックスシーンに最適/
キャンプの靴問題
そもそもキャンプってどんな靴で行くのがいいのかな?
やっぱり汚れるので、、お古のスニーカーがおすすめです。
ほとんどのキャンプ場では、敷地内で砂利道や舗装されていない道を歩くことになるので、土埃などで靴は汚れます。
更に当日または前日に雨が降っていた場合には、ドロ汚れが追加され、まあまあ大変なことになります。
そのため、動きやすく手入れがしやすいスニーカーといえども、新しいorおしゃれ用の靴は、避けるのが無難です。
でも、、写真もたくさん取るからあんまり汚いのは嫌だよね。特にグランピングの場合はせっかくだし、足元もおしゃれにしたい。。
また、キャンプではテント/コテージ内に荷物を置いて外で料理をするので、食事の準備の際には何度も室内・室外を行ったり来たりします。
そのため、この場合は脱ぎ履きしやすい靴やサンダルがベストな選択となります。
でも、、アスレチックなどで思いっきり運動もしたいし、終わった後はリラックスしたい。。
諸々要望をまとめてみると、こんな感じになります。
汚したくない
運動しやすい
脱ぎ履きしやすい
リラックスシーンにも合うものがいい
夏は涼しく、冬暖かい
これらをすべて満たすのはなかなかハードルが高いので、どれも譲れない場合は靴を二足用意することになります。
夏場は安めのサンダルを用意すれば済むのですが、冬場は寒い。。。
そんな中出会ったのが、冒頭でお伝えしたKEEN社の「ハウザースリースライド」です。
ハウザースリースライドとは
名称 | ハウザースリースライド |
メーカー | KEEN |
素材 | アッパー:リサイクルPET(黒) 裏地:マイクロフリース |
重さ | 314g (片足分:27cm・黒) |
ハウザースリースライドはリラックスシューズの進化系を目指していることもあり、以下のような特徴があります。
つま先が広く、クッション性も高いため長時間履いても快適
前面の紐調整やかかとがあるので、サンダルながらも機動性は高め
冬でも暖かいマイクロフリースインナー
写真で見るハウザースリースライド
マイクロフリースが足を包み込み、とても暖かくて快適です。
また、紐でしばることができるので、やや大きめサイズを購入して、厚手の靴下を履けば更に足元を暖かくすることもできますね。
かかと部分は少し高さ(3cm程度)があります。
これによって脱ぎ履きのしやすさをキープしながらも、動きやすさも実現しています。
背面はグリップがかなりしっかりしているため、滑りにくく、とても歩きやすいです。
インソール(中敷き)は派手ですが、肉厚でしっかりと衝撃を吸収してくれます。
持ってみるとサンダルにしてはやや重いです。(片足314g、家にあるランニングシューズより30g程度重い)
歩きやすさ・暖かさとのトレードオフなので、ここは致し方ない感じです。
ちなみに歩いている際は快適で、重さはあまり気になりません。
カラーバリエーション(男女別)
男性用
男性用はNむらが選んだ黒以外にも4色あります。
私は服選びに悩まなくてよいように靴は黒と決めているので、「Triple Black/Black」を選択しました。キャンパーにはオリーブも人気ありそうですね。
なお、男性・女性で柄が違うので、お揃いだけどペアルックではないみたいな絶妙な組み合わせができます。
女性用
女性用は4色展開です。普段使いもできそうなおしゃれなカラーを揃えていますね。
また、子ども用にも似たデザインのものが販売されているので、一家揃えて仲良しキャンプみたいのもできそうです。
ハウザースリースライドを履いて外へ
ここからは実際にNむらが履いてみたレビューをしていきます。
ランニングが趣味ということもあり、靴はクッション性を重視して(膝の痛み対策)厚底スニーカーを好んで履いています。靴の履き心地については、ややうるさい方かもです(笑)
外で実際に履いてみた
近場のちょっとした外出
近所のスーパー、保育園のお迎えなど、徒歩30分以内で済むような場所で履きました。
こちらはまさにリラックスシューズの独壇場という感じで、スニーカーより使い勝手が良いですね。
会社の通勤
片道50分、徒歩15分という感じの距離感で履きました。(私服通勤です。)
ここは他のシューズと比較するとやや歩く速度が落ちるという感じでした。気分によって変えてもいいかもというくらいの差です。
ただ、オフィスについた後が楽というのは意外な発見!
スニーカーの場合、ずっと履いているとどうしても圧迫感があるのですが、ハウザースリースライドでは終始リラックスできました。
オフィスに置きっぱなしのサンダルは不要では?と思うくらい快適でした。
公園
子どもと一緒に公園に行くと、約2時間ほど歩いたり、時折走ったりの繰り返しです。(遊具に登ったりもあります。)
この場合はやっぱり走りやすいスニーカーに軍配が上がりますね。
あと砂埃もすごいので、お古のスニーカー推奨です。
キャンプで履いてみた
ハウザースリースライドをキャンプでも履いてみました。
リラックスシューズという名の通り、椅子に座ってまったりする時なんかは最高ですね。
ちなみに、我が家のキャンプは子どもたちが結構走り回るので、念のため運動用のお古のスニーカーも持っていきました。
今回のテーマである牧場遊びではカメラ撮影のためにかなり動き回ることに。
それでもしっかりとしたクッションとホールド性のおかげで、スニーカーに近い感覚でばっちり動けました。
運動時はやはりスニーカーに軍配が上がりますが、全体的にかなりの使い勝手の良さです。キャンプの過ごし方次第ですが、メインシューズとしても履いていけるレベルです。
一番のメリットとして感じるのは、テントから荷物を出し入れする時です。
特に翌朝片づけをする際はテントから何度も出たり入ったりしますが、スニーカーより抜群に脱ぎ履きしやすくて助かりました。
あと、早朝の寒い時にスニーカーを履くとひんやり冷たい感じでしたが、ハウザースリースライドは暖かかったので、結構感動しました。
逆にデメリットを感じたのは焚き火の時です。
どうしても火に弱そうなので、薪が爆ぜて火の粉が飛ぶことに注意をして使う必要がありそうです。
自分はどうしたかというと、まあ大丈夫だろうと結局そのまま使いました。(無事でした。)
ハウザースリースライドの評価
ちょっとした近場の外出・公園遊び、会社への出勤、キャンプといろいろなシーンで利用してみて、わかったことを記載します。
良い点
ハウザースリースライドの良い点は以下のとおりです。
冬用のリラックスシューズということで、暖かくて脱ぎ履きが楽。
インソールがしっかりしているので、長距離を歩いても足が痛くなりにくいのは先述のとおりです。
すでにメリットはだいたい語ってしまいましたが、走ってみた際の感想を最後にお伝えします。
小走り程度なら全然行ける
かかと部分が高めなので、走っても意外にすっぽ抜けるような脱げ方はしません。
履きやすく、かつ、脱ぎたいときには容易に脱げるような、絶妙なバランスで設計されているようです。
Nむらはジャストサイズにしましたが、少し大きめのサイズを選んだとしても、紐で調整することでフィット感を増すこともできるのは心強いですね。
とはいえ、ガチの運動にはさすがに合わないので、その際はスニーカーを選択しましょう。
気になる点
ハウザースリースライドの気になる点は以下のとおりです。
サンダルなので想像しやすいところかとは思いますが、ガチの運動には不向きです。
また、雨や火への耐性も弱いので、念の為補足説明します。
雨/水滴に弱い
ハウザースリースライドは防水加工はされていないので、そのまま濡れます。(黒なので分かりづらいですが水が染み込む感じです。)
というか、サンダルという形状なので、雨の日はどうしても足首周りからダイレクトに雨が入ってきます。
そもそも雨予報の場合は、雨に強い別の靴にするという判断が正解ですね。
突然の小雨のために、防水スプレーはかけておいた方が良いです。汚れもつきにくくなりますし。
火に弱い
火に弱いのは、ハウザースリースライドの一番の懸念点かと思います。
BBQなら足元まで火の粉が飛ぶことはあまりありませんが、冬キャンプの醍醐味、焚き火ではちょっとだけ気を使う必要があります。
幸いNむらは燃やしたことはありませんが、妻は写真の通り火の粉で靴を焦がしたことがあります。
焚き火の際は、
100均の靴カバーを利用する(もしくはタオルとか何かかぶせる)
焚き火の時だけ別の靴に履き替える
などの対策を取ると良いですね。
こんな感じで足を引いて焚き火から距離をとればまあ大丈夫と感じました。あとはたとえ焦げても目立ちにくい黒を選ぶのもありかもです。
結論
近場やちょっとしたお出かけなどの普段使いをメインとし、キャンプに行く場合はサブとして利用するのが良いです。
天候が良い日のゆったりキャンプで、火の粉対策も取れる場合は、メインシューズとして履いていっても全く問題なさそうです。
収納スペースの関係上靴を増やしたくない人でも、汎用的に利用できる「ハウザースリースライド」なら、冬用のリラックスシューズ以上の働きをしてくれるので、一足持っておくと重宝しますよ。
↓近場のちょっとしたお出かけが快適に!
ハウザースリースライドの購入方法
気に入ったし購入したいんだけど、どこで買うのがいいのかな?
とにかく安く買いたい場合は楽天・Amazonなどの通販サイトで、サイズや品質(正規品でないものもあり)などが心配な場合はKEEN公式から買うのがおすすめです。
価格の比較
定価 | 8,250円 |
楽天 | 5,775円~(ポイント還元率あり) |
Amazon | 5,883円~(色・サイズによって異なる) |
KEEN公式 | 5,775円~(赤色はセール中) |
*2022/3/2現在の価格です。楽天・Amazonは日によって価格やポイント率が大きく変動しますので、ご参考まで。
価格があまり変わらないならAmazonや楽天で購入するのが簡単だけど、KEEN公式で買うメリットはあるの?
公式から購入すると30日間返品無料なのがメリットですね。サイズが不安な場合は特にありがたい特典です。
サイズの選び方
サイズ選びにはまず自分の足のサイズを測る必要があります。
KEEN公式サイトで商品ページに行くと、正しい図り方が書いています。
えーっと。。紙を印刷して何かするの?
簡単に要約すると、壁に沿ってかかとをつけて測ると正確なサイズを測れますということですね。印刷は不要で、紙とペンで印をつければ定規で測る際に誤差が生まれにくいようです。
自分は普段27cmくらいの靴を履いていたのでそれくらいかなーと思っていましが、こちらの方法で測ってみると何と25.5cm。
意外と小さいのにびっくりしましたが、口コミなどを見ていると
KEENはやや小さめに作られているからいつもより0.5cm~1.0cmアップが良いよ!
と言っている人をWeb上で複数見かけたので、結局27cmにしてみました。
紐で調整もできるので大きめでもなんとかなると思いつつ、到着したらジャストフィットな感じでした。
冬場は靴下も厚手になります。測るのがめんどくさい人は、通常+0.5cmがおすすめです。
ちなみに不安があればチャットでカスタマーサポートの方に相談もできるようなので、気になれば問い合わせもしてみましょう。
まとめ
今回ご縁があって初めて冬用のリラックスシューズを履きましたが、とても良い感じですね。
普段ランニングもできるようなスニーカーばかり履いているので、冬だとスケスケで寒かったり、ちょっとした外出には脱ぎ履きがめんどくさかったのが解消されました。
冬を快適に過ごすために、足元を変えてみるのは良い選択肢かもですね。
補足:KEENについて
最後にKEENについて少し調べてみたので、参考までにご紹介します。
KEENはアメリカ発のアウトドア・フットウェアブランドです。
今回ご紹介したハウザースリースライド以外にも、アウトドアシーンにばっちりなシューズがたくさんあり、テンション上がりました。
なお、社会にも地球環境にもポジティブな変化をもたらすことを目的とし、様々な活動を行っているようです。
有害な化学薬品は使わない。使うのは、天然原料の防臭加工技術
過フッ素化合物(PFC)不使用の撥水加工
リサイクルPETでゴミを削減
など
環境に優しい企業なんだね。購入者のための企業努力も素敵だけど、購入者自身も環境を考えて行動していきたいね。
以上、参考になれば幸いです。
↓秋冬のリラックスシーンに最適