- キャンプのためにバックパックを買うべきかどうかを悩んでいる
- 旅行用スーツケースはあるものの、キャンプに使えるのかわからない
キャンプ道具って細かいものがたくさんあるし、荷物多くて重いからバックパックで運ぶのって大変だよね。
旅行用スーツケースならあるけど、キャンプ場だと浮きそうだしね。。。
皆さんはキャンプ場には荷物をどうやって持っていきますか?
私は周りの目を気にせずに、旅行用スーツケースをキャンプ場に持っていっています!(電車キャンパーで、かつ、スーツケースキャンパーです。)
アウトドア用品店にいくと大型のバックパックを勧められる場合が多いですが、スーツケースの機能性・快適性はキャンプでも存分に発揮してくれます。
家族での電車キャンプは、移動に体力を使わないようにスーツケースでのキャンプがおすすめです。
ということで、今回は「キャンプのバックどうするの問題」に切り込んでいきます!
「電車キャンプ歴5年」のNむらが、家族で電車キャンプするのにおすすめのスーツケースについて紹介します。バックパック、スーツケース、その他のタイプなど特徴を整理していきますよ!
- キャンプ場への荷物の運搬方法3種類
- スーツケースはキャンプ場でも使い勝手が良い
- キャンプにおすすめのスーツケースと選び方のポイント
今回特にお勧めするスーツケースはこちらです。
↓サムソナイト ヴォラント スピナー61
「機能とデザイン性を両立、汎用的で使いやすいサイズ感もGoodなスーツケース」
↓キャンパーノ・コロコーロ(初代・ハードケース)
「舗装路はスーツケース、砂利道は背負えるハイブリッドスーツケース」
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荷物を運ぶ方法3選
車移動しない電車キャンパーが、荷物を運ぶ方法は大きく分けて3種類あります。
スーツケース(キャリーケース)
キャリーカート
それぞれの特徴をまとめ、最後に比較していきます。
バックパック
電車キャンプでの移動というと真っ先にバックパックをイメージする方が多いかと思います。
実際多くのキャンパーが利用していますし、キャンプ感も抜群です。
一方で、家族キャンプで考えるとデメリットも多いので、キャンプに行くからと即バックパックの購入はしない方が無難です。
- 段差や砂利道などの移動が苦にならない
- キャンプ感がある
- 持参する量が多いと重くてとても疲れる(夏場は背中が汗まみれに・・)
- 大型のものはかなり目立つ
- 取り出し口が狭いので荷物のパッキングが大変
- 鍵もつけられるが、セキュリティ上やや不安
- キャンプ以外の通常旅行には使いづらい
利用者多そうだけど、デメリットもたくさんあるんだね。
特に家族キャンプだと荷物も多くなりがちなので、結構大変です。私も一時かなり店舗をめぐって検討しましたが、諦めました。
スーツケース(キャリーケース)
旅行であればスーツケース派という方も多いかと思いますが、キャンプではどうでしょうか。
もしご家庭で既にお持ちであれば、わざわざキャンプ用に別のものを買わずとも、手持ちのものを活用できるかもしれません。
- 手で引いていけるので荷物が重くても移動がとても楽
- フルオープンできるので荷物のパッキングが簡単
- 電車移動でも目立たない(普通の旅行者に見える)
- 鍵が付くのでセキュリティ上も安心
- 通常の旅行にも使いまわせる
- キャンプ後外面とタイヤをさっと拭けばお掃除完了
- 段差や砂利道に弱い
- キャンプ感がなく、キャンプ場でやや浮く
- 泥汚れがつくので、終わった後ふき取りが必要
電車移動がメインだから、移動が楽で駅などでも目立たない方がいいね。
駅もバリアフリー化されているところがほとんどですし、キャンプ場に着くまでの時間がとても快適になります。
キャリーカート+ボックス
最後はキャンプならでは、大型のタイヤを備えるキャリーカートにボックスを紐で括りつけるスタイルです。
見た目に結構インパクトありますが、機能性は上々です。
- 大きなタイヤのため荷物が重くても砂利道などでも移動がとても楽
- 荷物のパッキングが簡単で量の調整がしやすい
- 自宅での保管も簡単(カートもボックスも折り畳み式ならスペースを取らない)
- キャンプ道具をまとめて箱に入れておける
- 電車移動時にかなり目立つ
- 階段の上り下りがとても大変
- しっかり荷物をカートに固定しないと、途中で荷物がばらけて悲惨なことに
- 鍵はつけられないタイプが多く、セキュリティ上やや不安
タイヤが大きいから移動はスーツケースよりさらに快適そうだね。ただ、、街ではかなり目立ちそうだし、電車内ではちょっと気まずいかも。。
家でも保管スペースを最小限にできるのは良いのですが、どちらかというと上級者向けかもしれません。
おすすめはスーツケース
荷物を運ぶ方法3選を、
荷物の出し入れのしやすさ
汎用性(キャンプ以外での使いやすさ)
という観点でまとめて比較して見るとこんな感じになります。
総合して見ると、家族×電車キャンプ的にはスーツケースの圧勝です。
もちろんスーツケースをキャンプ用として使用する際に苦手分野がありますが、経験上概ねなんとかなります。
例えばキャンプ場の受付から宿泊場所まで運ぶ際には、大型のキャリーワゴンを貸りればスムーズに運べますね。(キャリーは多くのキャンプ場で無料貸し出ししています)
家族旅行でキャンプ以外にも行くこともあるから、万能なスーツケースが良さそうだね。
スーツケース(キャリーケース)の選び方
スーツケースが良いのは分かったけど、どこに気を付けて購入すればいいのかな?
それでは我が家でキャンプ用スーツケースを選んだポイントを紹介しますね。
スーツケースを選ぶ際のポイント4選
キャンプに使えるスーツケースを選ぶにあたって、大きく4つのポイントがあります。
- サイズ
- 重さ・形状
- 移動の快適さ
- 鍵のタイプ
サイズ
スーツケースを選ぶにあたって、何よりも重要なのはサイズです。
キャンプの場合、服や生活用品以外にもたくさんの荷物を持参することになるので、通常の旅行よりもずっと大きいサイズが必要になります。
家族構成や持参するキャンプ用品、食材の有無などによって求められるサイズ感は大きく異なるので、ご自身のキャンプスタイルに沿って最適なサイズ感を探し出す必要があります。
ここではおおよその目安のみをお伝えしておくと、
家族4人のキャンプ(テント・寝袋等はレンタル想定)であれば、超ざっくりで70~100リットル程度の容量があれば、問題ないかと思います。
*スーツケース以外にも通常使いのリュックなどは必要になります。
スーツケースを選ぶときによく「宿泊日数目安」があるけど、あの記載は当てにならないということだね?
そうなんです。実際に見るべきは容量(リットル)です。後ほど、Nむら家で実際に使用しているスーツケースを例に出して紹介しますね。
重さ・形状
スーツケースにはたくさんのキャンプ用品等たくさんの荷物を入れるため、スーツケース自体が軽いものが望ましいです。
サイズ感にもよりますが、3~4kg以内に抑えられれば、快適に移動ができます。
なお、スーツケースの形状にはソフトとハードの2種類がありますが、
ソフトケース
メリット :軽い、移動中にも荷物の出し入れがしやすい
デメリット:衝撃に弱い(中身が破損することも)、泥汚れが付くと洗うのが大変
ハードケース
メリット :丈夫で安全性が高い、手入れが楽、大容量タイプなど品ぞろえが豊富
デメリット:ソフトよりは重い
というような特徴があります。
キャンプの場合、中に調理道具(ナイフやバーナーなど)も入れるのでハードケースがおすすめです。
デメリットとして挙げられる重さも大差はなく、タイヤの性能が良ければほぼ気にならないレベルです。
移動の快適さ
移動の快適さを決める要因は大きく3点があります。
ストッパーの有無
持ち手の持ちやすさ
この中でもキャスター(タイヤ)の性能の差が一番快適さに影響を与えます。
色々な要素はありますが、以下の観点を押さえておけばほぼ問題ないかと思います。
その他静音キャスターとしてゴロゴロうるさくないタイヤをアピールしているものがありますが、有名メーカーの場合もはや常識となってアピールしていないこともあります。
鍵のタイプ
スーツケースのセキュリティを高める鍵ですが、大きく分けると錠前タイプとダイヤルタイプがあります。
鍵はなくすと大変なので、個人的にはダイヤルタイプがおすすめです。
鍵は私がかけるね!任せて!!
と子どもも張り切っており、我が家では誕生日などの絶対忘れない数字にしています。
ちなみに海外旅行に行く可能性がある方は、TSAロックがついているものを選んでおけば間違いありません。
ちなみにキャンプではどんな時にセキュリティ面を気にするの?
主にチェックイン前やチェックアウト後です。荷物をフロントに預けて遊びに行くことが多いのでその期間ですね。疑っているわけでは全くないのですが、、預かる側にとっても安心感あると思います。
(参考) 家族4人のキャンプに最適なサイズ感
あくまでNむら家の経験を通してどの程度のサイズ感が良いかをお伝えしていきます。
前提として、Nむら家のキャンプスタイルは以下の通りです。
テント・寝袋・BBQ台などの大物はキャンプ場でレンタル(orコテージ泊)
調理器具・ランタン・食材などは極力持参して自炊
スーツケース以外にリュックも持参(カメラや飲み物、防寒具など)
子どもの成長に合わせて、最近スーツケースを買い換えましたので、経緯も合わせて紹介します。
下の子どもが4歳半まで
下の子どもが4歳半くらいまではかなり大型の75~88リットル(拡張タイプ)をメインに利用していました。
基本的にはいつもパンパンになっていたのですが、すべての持ち物を詰め込みます。
子どもが小さいうちはおむつなども大量に必要になるので、もともと大き目かつ拡張できるタイプは本当に重宝しました。
荷物を1つに固めることで、パパは荷物運びに集中し、ママは子どもと手をつないで一緒に歩けることもメリットです。
推奨する使用方法ではないですが、疲れた子どもを載せて移動することもたまにありました。(破損注意!)
とはいえ、かなりの重量なので、パパは大変です。。
もともとのスーツケースの重量4.5kg、荷物を含めると計20kgくらいあります。(子どもが乗ると30kgオーバーなので、舗装された道を短い距離の移動しか無理ですね笑)
そして、もう一つ困ったのが貸しロッカーにも入らなかったことです。
スーツケースを預ける際に、大きな公園やアスレチックなどはロッカー(大型荷物対応のもの)が設置されており、受付で預かってくれないところもまれにあります。
すみません。。ロッカー入りませんでした(泣)やはり受付で預かってもらえないでしょうか。。
しょうがないね。今回だけ千円で預かってあげるよ。
というやり取りを一度だけ経験しました。
サイズが大き過ぎることで困るシーンも出てきたので、下の子どもが4歳半になって体力もついてきたタイミングで、スーツケースを2つに分けることにしました。
下の子どもが4歳半以降~(現在)
以前使用していたサイズ感が良かったので、2つ合わせて90リットルくらいを目指して購入を検討しました。
キャンプ用スーツケース選定時に検討したこと
同程度のサイズ×2ではなく、中/小とサイズを分けて合計で90リットル
今後母子2人キャンプも想定し、小は子どもでも使用できるサイズ感
軽量でタイヤの性能が良く、移動が快適
合わせて5万円くらいに抑えたい
キャンプの際に持っていく荷物はざっくりこんな感じです。
(キャンプ場の宿泊スタイルによって内容は異なります。設備が充実しているコテージの場合、キャンプ道具はランタンだけ持参など。)
食事関連:ハサミ、ナイフ、調味料、食材
洋服関連:汚れるので2泊分くらいで余裕をもって
これらを2つのスーツケースに振り分けると、このようなイメージになります。
食事関連+キャンプ道具を持参しないのであれば通常の旅行サイズでOKで、持参するのであれば最低でも70リットルサイズは必要と感じています。
とはいえ、軽いものを少量ならリュックの中に入れて持参することもあるので、まずは中型(50~60リットル程度)のスーツケースでコテージキャンプなどをやってみると、ベストなサイズ感が見えてくると思います。
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おすすめのスーツケース
我が家で検討を重ねた結果購入した2つのスーツケースと、DODで見つけたキャンパーのためのスーツケースをご紹介します。
サムソナイト ヴォラント スピナー61
大型サイズは避けつつ、中規模サイズで拡張可能を軸に検討して見つかったのがこちらの商品です。
さすが安定のサムソナイトということで、見た目も非常に良く機能性もばっちりです。
名称 | サムソナイト ヴォラント スピナー61 |
素材 | ハードケース(ポリカーボネート) |
容量 | 約 50~59L(拡張可能) |
サイズ | 通常時:61 x 41 x 27 cm 拡張時:61 x 41 x 31 cm |
重さ | 約3.5 Kg |
タイヤ | 4輪、ダブルホイール |
ストッパー | なし |
鍵 | ダイヤル式、TSAロック |
鍵はサイドについており、ダイヤル式+TSAロック付きです。
タイヤは4輪・ダブルキャスターなので、多少のでこぼこ道でもスムーズに引いていけます。(タイヤ自体の性能もかなり良いと思います。)
- 見た目がかっこ良く、どんなシーンでも利用できる
- 容量が入るのに軽量なのでとても運びやすい
- 拡張可能・高品質なタイヤなど、基本性能がとても高いが値段は控えめ
- タイヤのストッパーがないのでやや注意が必要
(電車内では横にして地面に置く、動かないように軽く手で支えるなど対策すればOKです)
量が入るにも関わらず移動が快適、どこにでも持っていける汎用性の高さがとても気に入っています。拡張できるのは本当にメリットが大きいですね。
サムソナイト ヴォラント スピナー61
「機能とデザイン性を両立、汎用的で使いやすいサイズ感もGood」
アメリカンツーリスター ベルトン スピナー 55
サムソナイト系列の別ブランド、アメリカンツーリスターのスーツケースです。
デザイン性が高く基本性能も十分なので、キャンプ以外の小旅行にもばっちりで、万人にお勧めできるモデルです。
こちらはママor子どもが持つようとして、やや小さめのサイズを選びました。
名称 | アメリカンツーリスター ベルトン スピナー 55 |
素材 | ハードケース(ポリカーボネート) |
容量 | 35L(拡張不可) *機内持ち込み可 |
サイズ | 36 × 55 × 24 cm |
重さ | 3.0 Kg |
タイヤ | 4輪、ダブルホイール |
ストッパー | あり(正面側の2つのホイール) |
鍵 | ダイヤル式、TSAロック |
鍵は上部についており、ダイヤル式+TSAロック付きです。
タイヤは4輪・ダブルキャスター、さらにはストッパー付きなので、電車内でも安心して置いておけます。
もちろんタイヤの性能も良く、子どもでも簡単に持って移動できます。
- 軽量でタイヤの性能も良いため、子どもでも簡単に持ち運べる
- ストッパーがついているので電車の長時間移動でも安心
- 拡張できない
- スマホの充電ケーブルは我が家的には不要だった
子どもが運搬を手伝うことができるサイズ感・重量なので、重宝しています。せっかくの家族キャンプなので皆で協力して楽しみたいですね!
アメリカンツーリスター ベルトン スピナー 55
「汎用的で小型軽量、子供でも使用しやすいスーツケース」
キャンパーノ・コロコーロ
舗装された道路はスーツケースのようにコロコロしつつ、砂利道などでは背負って歩くタイプです。
DODはテンションの上がるキャンプ用品をたくさん発売していますよね。ウサギがとてもかわいく、拡張性・機能性も高いです。
名称 | キャンパーノ・コロコーロ2 |
素材 | ソフトケース(ポリエステル) |
容量 | (約)56L |
サイズ | (約)W38×D23×H75cm |
重さ | (約)4.5kg |
タイヤ | 2輪、シングルホイール リュックモード時は収納可 |
ストッパー | なし |
鍵 | なし |
ちなみに初代「キャンパーノ・コロコーロ」はハードケースでしたが、二代目はソフトケースになっています。
この素材の変更によって、「背負い心地」と「拡張性=追加で外付けできる」を実現しているようです。
防水性や耐久性のあるハードケースの方が良いという場合は初代「キャンパーノ・コロコーロ」がおすすめです。
名称 | キャンパーノ・コロコーロ(初代) |
素材 | ハードケース(ポリカーボネイト) |
容量 | (約)58L |
サイズ | (約)W36×D24×H88cm |
重さ | (約)4.4kg |
タイヤ | 4輪、ダブルホイール 交換可能 |
ストッパー | あり |
鍵 | あり |
容量・サイズ・重さなどは初代と二代目でほぼ変わりませんが、材質やタイヤの性能などに大きな差がありますね。
キャンパーノ・コロコーロ1:スーツケースのように使い、コロコロ引く快適さを重視する方
キャンパーノ・コロコーロ2:背負いやすさも重視したい方
といった棲み分けができそうです。
まさにスーツケースとバックパックの良いとこどりだね!購入を見送った理由は何なの?
正直かなり悩みましたが、我が家では荷物がたくさんあるので軽量さとタイヤの性能(ブランド)にこだわったのが理由ですね。でもソロキャンプも行く!という人には有力な検討候補です。
↓キャンパーノ・コロコーロ(初代・ハードケース)
まとめ
キャンプと言えばバックパック!となりがちですが、スーツケースの機能性はキャンプでも是非使用したいところです。
DODからキャンパー用のスーツケースが商品化(2回も!)されているところなどを見ると、徐々にキャンプ場でもスーツケースキャンパーが増えていくかもしれないですね。
自宅からキャンプ場まで電車で行く場合は、なかなかの距離を歩くことになるので、是非皆様ご自身にあった最適なスーツケースを探してみてください。
実際に購入するにはどこがいいのかな。やっぱりネットが便利?でも実際に触ってみたい気もするね。
我が家ではサイズ感や使用感を見るため一度店舗に行ってきました。ただ、店舗は品ぞろえが少ないこともあり、帰宅後ネット経由で再度ベストなものを探し、別のものを購入しました。Amazon・楽天は本当に便利です。
今回ご紹介した商品はこちらから。
↓サムソナイト ヴォラント スピナー61
「機能とデザイン性を両立、汎用的で使いやすいサイズ感もGoodなスーツケース」
↓ アメリカンツーリスター ベルトン スピナー 55
「汎用的で小型軽量、子供でも使用しやすいスーツケース」
↓キャンパーノ・コロコーロ(初代・ハードケース)
「舗装路はスーツケース、砂利道は背負えるハイブリッドスーツケース」
以上、電車キャンプの荷物の運搬方法について、スーツケースをお勧めさせていただきまいた。
少しでも参考になれば幸いです。